「床下エアコンとは」
「床下エアコンの注意点について知りたい」
この記事では、床下エアコンの仕組みや導入時の注意点についてご紹介します。
□床下エアコンとは?
建物には構造上、床下と呼ばれる空間があります。
これを活用してエアコンを設置することで、家全体の冷暖房を行う方法を床下エアコンといいます。
住宅の大きさにもよりますが、通常では部屋ごとに設置する必要がある冷暖房器具を1台のエアコンでまかなうことできるため、家全体のスペースを有効活用できます。
通常のエアコンと異なり、床下エアコンは家の構造を考えながら導入する必要があります。
また、家全体の風の通りを良くする必要があります。
基礎工事の段階で、床下エアコンの設置を考慮して計画することが重要です。
さらに、断熱方式についても考慮する必要があります。
床下エアコンは、基礎断熱にする必要があります。
床下断熱であると、床下の空気が上がってくることができなくなります。
□床下エアコン導入の注意点をご紹介
床下エアコンのに注意点ついて2つご紹介します。
1つ目は、冷房の効きが悪いことです。
床下エアコンは暖房を目的として使用するエアコンです。
そのため、冷房向きではありません。
空気は暖まると密度が下がり軽くなるため、上昇していきます。
逆に、冷えると密度が上がり重くなって下降していきます。
このことから、空気の性質を利用した暖房器具であることがわかります。
冷房対策には、小屋裏エアコンを設置すると良いでしょう。
2つ目は、シロアリ被害です。
防湿施工が不十分であったりすると、床下に結露が発生してしまいシロアリの原因になる場合があります。
シロアリは乾燥を嫌うため、エアコンからの乾燥した空気を床下に吹き込んで空気を循環させることで対策を行いましょう。
また、床下エアコンを設置する場合は基礎断熱が必須です。
床下は、シロアリ被害にあう可能性があります。
これは、シロアリの食害を誘発する材料を使ってしまっていたり、シロアリが紫外線を浴びずに土台や柱へと向かうことができる通り道となるような状況をつくってしまうことが原因です。
シロアリ被害を抑える材料を使用することをお勧めします致します。
□まとめ
今回は、床下エアコンの仕組みや注意点についてご紹介しました。
参考にしていただけると幸いです。
注文住宅に関する質問やお悩み等ありましたら、当社までお気軽にお問い合わせください。
お客様の理想の家を建てるために丁寧にお手伝いさせていただきます。