つなぎ融資不要で注文住宅を建てたい!方法や注意点をご紹介!


「つなぎ融資不要で家を建てられるのかな」
つなぎ融資を使えば現金が足りなくても家が建てられるメリットがあります。
 しかし一方で、利息や手数料といったコストもあることを頭に置いておく必要があります。
そこで今回は、つなぎ融資不要で注文住宅を建てる方法をご紹介します。

 

□住宅ローンとは別の借り入れが必要となる理由について

 新築を建てる際は、普段の買い物に比べると大きなお金が必要となります。
特に土地と一緒に購入する場合は、より費用が大きくなります。
 土地を既に持っているという方もいらっしゃいますが、大半の方が土地とセットで家を建てることとなるでしょう。
この多額の費用は住宅ローンで補い、新居に住みながら少しずつ返していきます。

 しかし、家づくりの途中では住宅ローンで賄えないお金があります。
これは住宅ローンが家が完成し、引き渡しがされたタイミングで融資が開始されるためです。
そのため、家が完成する前に発生する資金があり自己資金で補えない場合は、別途つなぎ融資や分割融資などで借り入れる必要があります。

住宅が完成する前に必要になるお金とは、具体的に言うと土地の購入資金と建築費があります。
建築費は完成の際に全額払うのではなく、数回に分けて支払います。
例えば、請負契約書を結ぶ際に手付金として1割、着工時に着工金として3割、ある程度進んでからまた3割、残りを引き渡しの際に支払うといった感じです。
ただし、この分割方法は依頼する業者によっても異なるため、詳しくは確認してください。

 

□つなぎ融資なしで住宅を建てる方法とは?

 住宅ローンの融資が開始する前に発生する資金は、別途借りる必要があることをお話しました。
つなぎ融資にはメリットがある一方で、手数料がかかったり、取り扱う金融機関もそう多くなかったりという注意点があります。
出費を抑え、スムーズに家を建てるためにも、つなぎ融資以外の選択肢も考えておきましょう。
 以下で、つなぎ融資なしで住宅を建てる方法を3つ紹介します。

 1つ目は、親族から融資を受けることです。
親に経済的な余裕があるなら、親から融資を受ける手もあります。
親から借りる場合は、銀行等に比べて金利や返済においても柔軟な対応が取れるケースが多いです。
 ただしその場合は以下の注意点を押さえておきましょう。

・借用書を作成する
・金利を設定する

 借用書には返済期間や金額、金利といった重要事項を記入します。
借用書がなかったり、金利が設定されていなかったりすると、贈与と見なされ税金がかかることがあります。

 2つ目は、分割融資や土地先行融資を利用することです。
分割融資とは、着工前にローンが実行され、家が完成する前にも分割で融資が受けられるローンのことです。
土地先行融資とは、土地部分の融資を前もって受けられるローンです。
建築部分のローンについては完成後に契約します。

 金利や手数料などは契約内容によってもさまざまです。
分割融資、土地先行融資のどれを受けるかは、それぞれのメリットやデメリットを踏まえ、検討しましょう。

 3つ目は、つなぎ融資不要の銀行を利用することです。
銀行によってはホームページにつなぎ融資不要、分割融資や土地先行融資の取り扱いありと記載されている場合があります。
もしつなぎ融資を利用したくない場合は、そういった機関に相談すると良いでしょう。
 また、つなぎ融資不要との記載がなくても、対応してくれるところもあります。

 

□つなぎ融資不要の場合の注意点とは?

 1つ目は、抵当権の設定登記でかかる登記免除税の軽減処置が受けられないことです。

 軽減処置を受ける条件として、家がすでに完成した状態であることがあるため、着工の段階で融資される場合は適用対象外となります。
ちなみに抵当権設定の登録免許税は普通、住宅ローン借入額の0.4%ですが、軽減措置がされると0.1%となります。

 2つ目は、登記手続きの負担が増えることです。
つなぎ融資を利用した場合、家が完成した後に土地と建物をまとめて登記するため、1回で完了します。
 しかし、つなぎ融資不要のローンの場合は、土地に関する抵当権の設定に加えて、家の完成後行う追加担保設定の登記が必要です。

 登記手続きを司法書士に依頼するなら、報酬の支払いが2回必要となるため注意が必要です。
総合的なコストを考えた上で、つなぎ融資を不要とすべきか決めましょう。

 金融機関によって取り扱いは異なりますが、着工前に住宅ローンを受けるなら、利息の支払いや返済を考えておくことが大切です。利息の支払いのみなら負担でなくても、家が完成し毎月の住宅ローンの返済生活が始まれば大きな負担となるかもしれません。

 

□まとめ

 つなぎ融資不要で注文住宅を建てる方法について解説しました。
つなぎ融資を利用する方法やつなぎ融資不要の方法、どちらにもメリットやデメリットが存在します。
 今回の記事を参考に、どちらを利用すべきか考えてみてくださいね。

 注文住宅に関する質問やお悩み等ありましたら、当社までお気軽にお問い合わせください。
お客様の理想の家を建てるために、丁寧にお手伝いさせていただきます。
蓮田市・伊奈町・白岡市・久喜市周辺で注文住宅を検討している方は、ぜひご相談ください。

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