設計コンセプト:生活の質を高める、シンプルで美しい空間
家を設計する上で最も大切にしているのは、住む人が長く快適に過ごせることです。
この家は、そんな思いを込めて設計しました。立地条件が少し厳しい場所にあったため、その土地の特性に合わせた工夫を数多く盛り込みました。
特に、メインの生活空間を2階に設けることで、周囲の景観や日当たりを最大限に活かしました。
家の中に入った瞬間から、自然光がたっぷりと差し込み、心地よさを感じていただけるように設計しています。
軒の長さを調整することで、夏は直射日光を遮り、冬は暖かい日差しをしっかり取り入れ、季節ごとの温度変化に対応できるようにしています。
さらに、断熱性能には徹底的にこだわりました。樹脂製のトリプルサッシや、南面には断熱タイプ、他の面には遮熱タイプの窓を使い、熱の逃げにくい家を実現しています。
暖房には床暖房を採用し、冷房はエアコンを採用しました。
これにより、どの部屋にいても、均等な温度で快適に過ごせる環境を整えました。
また、外装には耐久性に優れたガルバリウム鋼板を使用し、漆喰で仕上げることで、長期間美しさを保ちながら、メンテナンスが簡単です。
内装には無垢材を取り入れ、自然の温かみを感じられる空間を目指しました。
この家は、住まう方々がより良い生活を送るために、性能と美しさを両立させた住まいです。
長い時間を共にする家だからこそ、細部にまで心を込めて設計しました。