注文住宅に床暖房をつけるか悩んでいる方へ!メリットや設置ポイントを解説します!

注文住宅を検討している方はいらっしゃいませんか。
注文住宅の計画を進めるうちに、床暖房をつけるかどうかで迷いますよね。
そもそも床暖房がどういったものなのか、どのようなメリットがあるのかなど不明な点も多いと思います。

そこで今回は、注文住宅を検討中の方に向けて、床暖房のメリットと設置ポイントをご紹介します。

 

□床暖房についてご紹介!

まずここでは、床暖房の仕組みと種類について紹介します。
床暖房は、床を温めることで伝わる熱が足元を温め、さらにその熱が空気を通すことで暖房としての役割を果たしています。

その種類は、温水式と電気式の2種類に分けられます。
それぞれ見ていきましょう。

温水式は、電気やガス、灯油で温められた温水を床下の配管に通します。
その配管を循環する温水が部屋全体を温めてくれます。

電気式は、電熱線を床下に張り巡らせて部屋を温めます。

これら2つの工事費用やランニングコストに関しては、取り扱う業者によって差があるので、業者の方とじっくり相談して決めましょう。

 

□床暖房のメリットをご紹介!

床暖房を設置するかを考える際には、どのようなメリットがあるのかを知っておきたいですよね。
ここでは4つのメリットについて紹介します。

1つ目は、足元が暖かいことです。
床暖房という名前の通り、床が暖かくなります。
冷たい空気は暖かい空気よりも重いため、足元に溜まってしまいます。
足元が寒いと感じることが多いのは、これが原因でしょう。

そうした寒さを改善してくれるのは嬉しいですよね。
足元が温かいと、靴下やスリッパを履かなくても快適に過ごせます。

2つ目は、安心であることです。
電気式のヒーターや反射式ストーブは高温になり、小さなお子さんがいるご家庭では
危険ですよね。

しかし床暖房であれば、高温にならないので火傷する心配がありません。
特に、小さなお子さんやご年配の方がいらっしゃるご家庭におすすめです。

3つ目は、掃除がしやすいことです。
床暖房の本体は床の下にあるため、動かしたり、避けたりする必要がありません。
片付ける必要もないため、掃除が楽に済ませられるでしょう。

4つ目は、風が出ないことです。
床下に温水を流したり、電熱線を通したりしているだけのため、暖かい風は発生しません。
風が発生するとホコリが舞ってしまいますが、床暖房は風が発生しないため、そのような心配は必要ないでしょう。

 

□床暖房が必要な人の特徴をご紹介!

1つ目は、乾燥が気になる人です。
エアコンだと部屋の乾燥が気になるという人には床暖房がおすすめです。

乾燥というのは、大気中に含まれる水分が減ることで起こりますが、この水分は湿度が高いほど多く含まれるとされています。
そのため、部屋を乾燥させないようにするには、湿度を高く保つことが大切です。

湿度を高く保つには、部屋の温度を高くしすぎないことがポイントです。
というのも、温度が上がることで、湿度が下がるからです。
例えば、部屋の温度を5度上げた場合は、湿度が10パーセント下がってしまいます。

そして、エアコンを使用するときは、足元が寒くなりがちなので、どうしても温度を高く設定してしまいます。
床暖房であれば、室温が20度だとしても、足元の温度は28度から30度ほどになるので、そこまで室温が高くなくても寒くありません。

2つ目は、末端冷え性の人です。
足元を温かくできる床暖房は、末端冷え性の人に向いています。
末端冷え性とは、血の巡りが悪いため、血液が手足の末端まで届かなくなり、手足の先が冷えてしまっている状態のことです。

この症状を改善するには、頭寒足熱という健康法が良いとされています。
頭寒足熱は、頭を冷やして足を温めることで、全身に血液が循環するようになり、体温が上がります。

その理由は、足が温かくなることで血液が自然と頭まで巡り、頭は冷えているので血液が足に戻るからです。
このように、末端冷え性の人には頭寒足熱の環境を作れる床暖房がおすすめです。

3つ目は、勉強に集中できる環境が欲しい人です。
先ほど紹介した頭寒足熱は、集中するのに適した環境と言われています。

実際に東京ガスが行った記憶力テストによると、床暖房の下でテストをした人の方がエアコングループよりも点数が高いという結果が出ています。
このように、頭寒足熱の環境は頭が冴えやすく、勉強するのに適しています。

4つ目は、掃除が面倒な人です。
カーペットやラグなどは、部屋をおしゃれに見せたり、快適にしたりしますが、ホコリや髪の毛など、掃除が大変です。

一方、床暖房では上に敷物を敷かないように設計されており、基本的に床はフローリングなので、掃除が簡単になります。
そもそも、床暖房に敷物を敷くと、床が変色したり、暖房の効果が半減したりするので気を付けましょう。

 

□床暖房とエアコンを比較してみた!

ここでは、床暖房とエアコンを3つの項目別に紹介します。

1つ目は、温度調節です。
温度調節の速さについてはエアコンの方が優れています。
室温を9度から22度に上げる場合、エアコンは35分、床暖房は2時間10分かかると言われています。

すぐに部屋を温めたい方は、2つ同時に起動することをおすすめします。

2つ目は、空気環境です。
一般的に、エアコンはホコリが舞い、床暖房は舞わないと言われています。

しかし、床暖房によって床材から発生するVOC(揮発性有機化合物)はホコリよりも問題とされています。

VOCは、シックハウス症候群の原因となり、温度が高くなるほど揮発量が増えるので、床暖房だから空気がきれいとは言い切れません。
そのため、床暖房でも換気することは大切です。

3つ目は、耐用年数です。
床暖房に使用されている温水パイプの耐用年数は、30年ほどと言われています。
なお、熱源機は一般的なガス器具と同じ10年ほどです。

一方、エアコンの買い替えの目安は約10年とされています。
つまり、床暖房もエアコンも耐用年数は10年と同じくらいです。

これらの項目を参考に、床暖房にするかエアコンにするか検討すると良いでしょう。

 

□床暖房を検討するポイントをご紹介!

1つ目は、仕上げ材の違いを理解することです。
床の仕上げ材には2種類あり、1つは分離型です。
これは、床暖房パネルとフローリングが分かれている仕上げ材で、マットの上にフローリングを敷くため、フローリングの選択肢がたくさんあることが特徴です。

しかし、その分費用がかかり、熱が伝わるまでに時間がかかります。

もう1つは、一体型です。
これは、床暖房マットとフローリングが一体となったもので、施工期間が短いことと、熱の伝わりが早いことが特徴です。

しかし、床材の選択肢が少ないので、デザイン面では分離型よりも劣ってしまいます。

2つ目は、床暖房に適した素材を選ぶことです。
分離型の場合はフローリングの選択肢は豊富ですが、床暖房に対応しているか確認する必要があります。
そのため、デザイン性と機能性のどちらを優先するのかよく考えることが大切です。

ちなみに、無垢材は通常の床材よりも温かみを感じられますよ。

 

□まとめ

今回は、注文住宅を検討中の方に向けて、床暖房のメリットと設置ポイントをご紹介しました。
床暖房は、足元が暖かいことや安心であること、掃除がしやすいこと、風が出ないという
メリットがあります。

伊奈町・白岡市・久喜市周辺で床暖房の設置でお悩みの方は、蓮田市にある当社までお気軽にご相談ください。

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