注文住宅を建てるときに求めるものは、人によって様々です。
「住みやすい家にしたい」という方もいれば、「おしゃれな家にしたい」という方もいらっしゃるでしょう。
大抵の方は、これらの要望をいくつか持ち合わせているのではないでしょうか。
しかし、注文住宅を建てる経験はなかなかしづらいことであり、住みやすい家の建て方やおしゃれな家の建て方を知らない人も多いと思います。
本記事のテーマは、「スタイリッシュな外観にするためのポイント」です。
外観を考えるときに重要となるポイントや外壁の色・素材を選ぶときのポイント、スタイリッシュな外観にするための色使いを紹介していきます。
□外観を決めるポイント
外観をスタイリッシュにする際に意識しておいてほしい部分は建物の形です。
建物の形によってデザインの仕方は異なってくるでしょう。
例えば、シンプルな四角い形であれば、スマートな印象を与えてくれます。
また、L字型やコの字型といった複雑な形であれば、その複雑な形を活かした家づくりや
空いた土地を有効活用しておしゃれな雰囲気を作り出せます。
ここで注意していただきたいのは、建物の形は間取りを決める前に考えるということ。
先に考えておくことで、間取りの要望を反映させたら、この建物の形にするのは難しいと
いった結果が分かり、選択肢が見えてきます。
また、外観を決める際は窓も意識しておく必要があります。
さまざまな形や特徴を持った窓がありますが、配置だけを考えると外観の窓の上下左右の
ラインが揃っているかが重要になります。
これが揃っていないと、ごちゃごちゃした印象を与えてしまうので気をつけましょう。
□外壁の色や素材を選ぶポイント
外壁の色や素材を選ぶ際は、色や柄を意識しましょう。
色の濃淡や彩度の組み合わせによって外観イメージの演出ができます。
柄を組み合わせることによって、外観に表情をつけることができ、張り分けによって
雰囲気をガラッと変えることができます。
また、景観に対して条例を設け、景観を守ろうとしているところもあります。
住宅の色や素材に希望がある方は、自分たちが選んだ土地に色の指定がないかを確認しましょう。
さらに、地域の気候によっては、外壁の色や素材をその環境に合わせて考えたほうがいい場合もあるでしょう。
地元の工務店であれば、地域の気候に向いている外壁の素材を知っているので、相談しながら決められると良いでしょう。
□注文住宅の外観を決める具体的な流れ
ここでは、注文住宅の外観を決めていくときの具体的な流れを確認していきます。
1.コンセプトイメージを決める
まずは外観のデザインの方向性を決めます。
ここでコンセプトが固まらないと、統一性を家に持たせられません。
しかし、コンセプトを決めようとしても具体的なコンセプトが思いつかない人は多いはずです。
以下にコンセプトの例を載せますので、思いつかない場合は参考にしてみてください。
・シンプルモダン
・和モダン
・アメリカン
2.メインカラーとサブカラーを決める
固めたコンセプトが崩れないように、メインカラーを決めます。
また、色が多すぎると雰囲気が落ち着かないため、注文住宅の外観の色はサブカラーを含め2色くらいに納めるように意識してください。
ここで色を決めるときに、カラーサンプルを使用すると思いますが、ここでも1つ注意点があります。
カラーサンプルは、太陽光に当ててみて、実際の色の見え方を確認するようにしてください。
3.屋根の形を決める
屋根の形状コンセプトの間には、相性があります。
たとえば片流れ屋根は、純和風の家というコンセプトには合致しません。
住宅会社の方とコンセプトを共有し、適切な屋根を選べるように努めましょう。
屋根の形状は、家の印象を左右するデザインの重要な要素です。
さらに、他の要素とは違い、一度建てると簡単には変えられません。
そのため、屋根の形状は慎重に決定する必要があります。
4.素材を決定する
素材の決定は、比較的難度が高いです。
なぜなら、質感や機能、価格など要素が多く、判断はそれらを総合して決めなければならないためです。
一方で、上手に使えば家のコンセプトを強固にできます。
決めにくいときは、屋根の形状と同様に住宅会社の方と相談するのがおすすめです。
□スタイリッシュな外観になるカラー
ここでは、外壁に用いられやすい色の持つ印象を紹介します。
結論から述べると、「ブラック」がスタイリッシュな印象を与えやすいです。
なお、以下ではホワイトやグレー、ベージュの与える印象も紹介するので、比較してみてください。
1.ホワイト
明るく爽やか、清潔感のある印象を与えるホワイト。
以上の特徴により、どんなデザインの家にもフィットします。
グレーやブラウンといったカラーと一緒に用いて、これらの色をより際立たせることも可能です。
ただし、汚れが目立ちやすいという欠点があります。
2.ブラック
ブラックは、スタイリッシュかつ高級感のある家には欠かせません。
ただし、強い色であり、かつシックなイメージも同時に強くなりがちです。
分量の調節が肝要と言えるでしょう。
3.グレー
グレーは、幅のある色です。
明るめのグレーは穏やかで落ち着いた印象を与えますが、暗めのグレーはスタイリッシュさが強調されます。
4.ベージュ
温かみのあるベージュは、ほっこりとした雰囲気や優しいイメージを与えたいときに最適。
ホワイトと組み合わせることで、より柔らかな印象を与えることも可能です。
□外観決めで後悔しないために
一生住むかもしれない注文住宅づくりで、後悔したくないですよね。
最後に、後悔しないために気をつけておきたいポイントをご紹介します。
*カラーサンプルは大きめのものを使う
色の与える印象は、実は大きさにも左右されます。
「建ててみたら想像していた印象と違う」とならないよう、カラーサンプルは大きめのものを使用しましょう。
また、カラーサンプルの確認は屋外で行いましょう。
以上に気をつけることで、イメージと現実の差を減らすことにつながります。
*外壁・屋根のメンテナンス性を考える
屋根や外壁は、風雨や日差しによって日々劣化します。
そのため、メンテナンスが重要となりますが、デザインのみに固執してメンテナンス性を考慮しない方もいらっしゃいます。
10~15年後に後悔しないためにも、外壁・屋根選びのときはメンテナンス性という観点を持つようにしましょう。
*メンテナンスコストを考慮する
コストは殆どの方が考慮するポイントですが、「メンテナンスコスト」にも気を配れているでしょうか。
購入コストだけ考えてメンテナンスコストを考慮しないと、総コストは大きくなってしまいます。
*屋根や疵を作る
シンプルなデザインを求めて屋根の一部分や疵をなくす方もいらっしゃいます。
しかしこれらの部分は、水が家に入り込まないようにしたり、夏の日差しから室内を守ったりと役割を持っています。
もちろん屋根・疵をなくすという選択肢も悪くないですが、その場合はデメリットを知ったうえで行いましょう。
□まとめ
今回は、外観をスタイリッシュにする方法をご紹介しました。
外壁をおしゃれにするには、形、色、素材が重要な要素になっています。
スマートな雰囲気の外観を作りたい場合は、ぜひ参考にしてください。
当社は蓮田市で注文住宅の販売やリフォーム事業を手がけております。
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