家づくりの予算決めには資金計画が大切!その理由と計画の立て方を解説!


注文住宅を建てようとするときに、外観や内装など考えることはたくさんあります。
もちろん外観や内装も重要ですが、家づくりに使う予算を決めることも重要です。
おしゃれな家を建てようとしても予算オーバーになってしまうと、最悪新居が手に入らない恐れがあります。
そのようなことを回避するために、今回は家づくりの予算を決めるための資金計画について解説します。

 

□資金計画はなぜ大切?

資金計画が大切である理由は、注文住宅を購入する際に予算オーバーにならないようにするためです。
間違った資金計画で住宅購入を進めると、住宅ローンの返済が滞り、最悪の場合だと新居を失ってしまう恐れもあります。

注文住宅を購入する際は住宅ローンを組むことがほとんどであるため、上手な資金計画を立てるカギは住宅ローンを返済できるかどうかにかかっています。
例えば、自己資金を多く用意できると、その分ローンは減るため、毎月の返済額を少なくできます。

また、今は健康であっても将来事故や病気で働けなくなったり、不景気によって失職したりすることも考えられます。
このような将来起こり得るリスクを考えると、予算オーバーの住宅購入は危険であるため、資金計画は余裕をもって考えることが大切です。

 

□資金計画を決める手順を解説!

注文住宅の資金計画は、次の3つの手順で立てられます。

1.自己資金を検討する

まずは、自己資金(頭金)をどれほど用意できるかを検討します。
一般的に自己資金は、住宅資金全体の20%以上が望ましいとされています。
自己資金が少ない場合でも諸費用を含めて住宅ローンを借りられる金融機関もありますが、支払いが早い段階で必要になる分もあるため、100万円以上の自己資金を用意しておくと安心です。

自己資金を多くすると住宅ローンの返済は楽になりますが、預金を自己資金ですべて使うと住宅資金以外の出費で困る可能性もあるため、無理のない資金計画を立てましょう。
住宅以外に必要となる出費は、家族のライフプランに沿って考えることが大切です。
次のような出費を含め、長期的な視点で検討を重ねましょう。

・子供の成長に合わせた進学・部活・習い事などの教育費
・車の買い替えや車検などの維持費
・旅行や趣味などの出費
・自分たちや両親の老後の資金

2.住宅ローンで借りる金額を決める

自己資金を検討したら、住宅ローンの借入額を検討しましょう。
住宅ローンの借入額を検討する際は、「いくらなら無理なく返済できるか」「いくらまで借りられるか」を検討することが大切です。

・「無理なく返せる金額」はいくら?

最初に月々の返済額を見極めましょう。
現在の家賃や管理費、駐車場代などの定期的な出費を把握すると、あとどれくらいまで出費できるかが考えやすくなります。
また、ネット上にある予算のシミュレーションを活用してみるのも良いでしょう。

・「借りられる金額」はいくら?

次に金額はどれくらい借りられるのかを考えますが、最もわかりやすい指標として年収倍率があります。
年収倍率で考えると、住宅ローンの上限は近年だと年収の約6~7倍であるとされています。

3.ライフプランをイメージする

住宅ローンの返済期間や金利タイプを決めるためには、ライフプランをイメージすることが大切です。
以下のことを考えて住宅ローンの種類を決めましょう。

・返済期間は何年にするか

住宅ローンには最長で35年まで、完済時の年齢が80歳までという基準があります。
返済期間が短いと日々の生活を圧迫しますが、逆に長すぎると退職しても完済できないかもしれません。
よって、年収の増減や退職金も考えて期間を考えましょう。

・金利タイプを選ぶ

住宅ローンには、金利が変わらない固定金利と金利が変わる変動金利があります。
現在は、低金利の状態が続いているため変動金利を選ぶ方が多いですが、金利が上がる可能性もあるため状況に応じて見直すことも重要です。

・誰の名義で借りるか

住宅ローンには一つのローンを共同名義で返済したり、連帯保証人を設定したりするなどの選択肢があります。
また、共働き夫婦で借入額を増やしたいという場合は、夫婦2人それぞれに住宅ローンを組んで返済するペアローンという形があります。

 

□お金を払うタイミングはいつ?

資金計画ではお金の出費がいつあるかを知ることも大切です。
お金は、基本的に工事の進捗に沿って数回に分けて支払います。

 

*契約時:契約金

契約時に契約金額の1/4又は10%程度を支払います。
また、それ以外に確認申請手数料、契約の印紙代などがかかります。

 

*着工時:着工金

着工時に契約金額の1/4又は30%程度を支払います。
また、神主を招き地鎮祭を行う場合はお布施代も必要となります。

 

*上棟時:上棟金

上棟時に契約金額の1/4又は30%を支払います。
また、上棟祭や大工さんへのご祝儀などの諸費用もかかります。

 

*完成・引き渡し時:最終金

完成・引き渡し時に契約金額の1/4又は残金を支払います。
住宅ローンの手数料、家具購入費用、登記費用、火災保険料、引っ越し費用などの諸費用もかかります。

 

□まとめ

本記事では、資金計画が大切な理由と資金計画の具体的な決め方について解説しました。
資金計画は頭金をどうするか、住宅ローンの種類をどうするかによって内容が大きく変わります。
専門的な内容も多く、ご自身だけで判断するのは難しい場合もあるため、専門家に相談するのも一つの手です。

当社では、お客様のご希望に寄り添った家づくりを行っております。
伊奈町・白岡市・久喜市周辺で注文住宅を検討されている方は、ぜひ当社までお問い合わせください。

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