注文住宅を購入する時の住宅ローンの流れとは?


 「注文住宅を建てたいけど、ローンを組むときにどのようなことに気をつければ良いのだろう」
このような不安をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
注文住宅を建てる場合、建売住宅や中古住宅の購入と違い住宅ローンを利用する際の流れが特殊です。

 そこで今月は、住まいづくりの重要なポイントである予算とスケジュールについて、お伝えしていきたいと思います。

 

□住宅ローンの流れとポイントをご紹介!!

 住宅ローンの大まかな流れは、以下の5つに分けられます。

 1つ目は、住宅ローンの情報収集です。
住宅ローンを組む際、不動産会社や施工会社から、提携している金融機関の住宅ローンを紹介される場合があります。

 提携ローンは、優遇金利を受けれることや手続きがスムーズに進むなどの魅力があります。
しかし、自分で住宅ローンを選びたいという方もいらっしゃるでしょう。
そういった方は、インターネットやセミナーへの参加を通じて情報収集を行いましょう。

 2つ目は、仮審査です。
住宅ローンを申し込む金融機関によって申告する項目は異なりますが、一般的には年収や頭金の割合などを本審査の前に申告します。

 仮審査は、一般的には建築費などの金額が決まった段階で行われ、仮審査で承認されなければローンの契約手続きに進めない場合もあります。

 3つ目は、本審査です。
本審査では、事前審査よりも詳細な情報をもとに審査が行われます。
そのため仮審査よりも審査に時間を要するため、目安として1~2週間程度かかると考えておきましょう。

 4つ目は、契約手続きです。
無事に本審査が承認されたら、金融機関と契約を結びます。
 また、同時に抵当権を設定するための抵当権設定契約も締結します。

 5つ目は、融資の実行です。
契約書類に問題がなければ、指定した日時に融資が行われ、口座にお金が振り込まれます。
この資金をもとに施工会社などへの支払いが完了すると、住宅の引き渡しが行われます。

 もし契約書類に何かしらの不備があり融資の実行が遅れると、引き渡しも遅れてしまいますので、必要書類は前もって確認しておきましょう。

 

□住宅ローンを組む際の注意点をご紹介!

 住宅ローンを組む際の注意点は2つあります。

 1つ目は、融資されるタイミングを把握しておくことです。
注文住宅の場合、原則的に住宅ローンを土地と建物をセットで申し込みます。
 しかし融資が実行されるタイミングは、土地と建物でそれぞれ異なります。

 融資実行のタイミングは資金計画にも大きく関わりますので、いつ融資が実行されるのかは事前に把握しておきましょう。

 2つ目は、つなぎ融資について知っておくことです。
注文住宅は、引き渡しまでの期間に数回支払いが発生します。
その費用を自己資金でまかなうことが難しい場合には、つなぎ融資を利用する必要があります。

 金融機関によってはつなぎ融資を行なっていない場合もありますので、事前に確認することが大切です。
また、一般的につなぎ融資は通常の住宅ローンよりも高金利の場合が多いですので、利用する際には注意しましょう。

 

□まとめ

 今回は、住宅ローンの流れと注意点をご紹介しました。
注文住宅を建てるには大きな金額が必要になりますので、しっかりと準備をして後悔しないようにしましょう。

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