広い空間だと開放感のある暮らしを実現できますが、狭い空間でも解放感を実現できないのでしょうか。
住宅の空間は限られていると思います。
そこで今回は、限られた空間でも「狭く感じさせないデザイン」、「壁面と天井の効果的なデザイン術」、「空間を広く見せるリノベーションの秘訣」について解説します。
□狭く感じさせないデザインとは?
狭い部屋を広く感じさせるためには、家具の選び方や配置が重要です。
1:家具の選び方
小さくてコンパクトな家具を選ぶことがポイントです。
背が低いソファやテレビ台を選ぶと、部屋の中で圧迫感を感じにくくなります。
また、背の高い家具を選ぶ場合は、壁や他の家具と同じ色や線の細いものを選ぶと圧迫感が減少します。
ガラス製の家具も透明感が部屋をスタイリッシュに見せてくれるため、おすすめのアイテムです。
2:色の選び方
明るい色を選ぶことで部屋が広く感じられます。
ファブリックの色は、特に明るい色を選ぶと広く見える効果があります。
3:視覚効果を利用する
部屋の中に、ポスターや観葉植物、カーテンの柄など目を引くアイテムを配置することで、部屋が広く感じられます。
これらのアイテムをフォーカルポイントと呼び、部屋の中での見せ場を作ることが重要です。
□壁面と天井の効果的なデザイン術
*インテリアとしての壁面装飾の取り扱い
壁紙や壁面装飾は、控えめにすることが部屋をすっきり見せる秘訣です。
飾り棚の上に置くアイテムの数や絵画のサイズ、点数を極力少なくし、すっきりとした見た目を意識しましょう。
*天井のデザイン
天井は平らで明るい色を選ぶことで、空間に開放感をもたらします。
特に、部屋の最も広い部分では、このテクニックを活用することが推奨されます。
天井だけが高すぎると目線のやり場に困り、逆効果になることもあるため、バランスを考えてデザインしましょう。
*壁紙の色使い
壁紙の色使いは空間の印象を大きく左右します。
後退色をベースカラーにすると、部屋を広く見せられますが、明度の低い色を選ぶと重く見えがちなので注意が必要ですよ。
*カーテンの色と吊り方
空間を広く見せたい場合、無地の白っぽいファブリックがおすすめです。
カーテンは窓の大きさよりも大きく、天井近くから床までの長さで吊るすと良いでしょう。
柄物を選ぶ場合は、縦横の空間に広がりを持たせるストライプやボーダーが適しています。
□空間を広く見せるリノベーションの秘訣
リノベーションは、限られた空間をより広く、開放的に見せるための最適な手段です。
ここでは、空間を広く見せるためのリノベーションの秘訣についていくつかご紹介し、それぞれのポイントについて解説します。
1:天井の高さの調整
空間を広く、開放的に見せるための一つの方法として、天井の高さの調整があります。
天井を高くすることで、部屋に開放感をもたらし、さらに居住空間の質を向上させることが可能です。
ただし、天井を単に高くするだけではなく、空間に動きを持たせるために、フラットな天井だけでなく、一部に斜め天井や吹き抜けを設けることが重要です。
これにより、空間に広がりを感じさせ、より快適な居住空間を実現できますよ。
2:壁の撤去
空間の開放感を高めるもう一つの方法は、不要な壁を撤去することです。
壁を取り除くことで、視線が遮られることなく、部屋全体が一つにつながり、より広く感じるようになります。
また、家を支える構造的な柱を残し、それをインテリアのアクセントとして活用することで、機能性とデザイン性を兼ね備えた空間を創出できます。
柱をデザインの一部として取り入れることで、単なる空間の広がりだけでなく、おしゃれで個性的なリノベーションを実現することが可能です。
3:仕切りの減少
圧迫感を減らし、空間を広く見せるためには、仕切りの数を減らすことも効果的です。
お風呂、トイレ、洗面を一つのスペースにまとめることで、間仕切りを最小限に抑え、より広いリビングスペースを確保できます。
これにより、家族がリラックスして過ごせるような開放的な空間を作り出すことが可能になります。
さらに、このアプローチは、限られた空間を有効活用し、快適な居住環境を実現するための重要な要素となります。
これらのポイントを活用することで、限られた空間でも、家族が快適に過ごせるような開放的でおしゃれな住環境を実現できますよ。
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□まとめ
この記事では、狭い空間を広く感じさせるためのデザインの基本、家具の選び方、色の使い方、視覚効果の活用方法、壁面と天井のデザイン術、リノベーションの秘訣を紹介しました。
これらのアイデアを取り入れることで、限られたスペースでも機能的かつ美しい生活空間を創出できます。
自らの空間を効果的にアレンジし、快適な生活を送るためのインスピレーションを得ていただければ幸いです。