注文住宅を検討している皆様、階段下のスペースはただの通路として見過ごしていないでしょうか。
この隠れた空間には、驚くほど多くの可能性が秘められています。
おすすめなのが、パントリーとしての活用です。
この記事では、階段下のスペースの賢い活用法から、パントリーを設計する際のポイントまで、皆さまの住まいに新たな価値をもたらすヒントをご紹介します。
□階段下のスペースの活用方法
階段下のスペースは、その奥行きの深さから使いにくいと感じがちですが、その視点を変えれば新たな世界が広がります。
＊奥行きを活かしたウォークインスタイル
奥行きが深いからこそ、ウォークインスタイルの収納が可能です。
物が前後に重ならず、一目で何があるか確認できるので、無駄な探し物に時間を費やすことがありません。
手前は人が入るスペースとして確保し、奥には棚を設置することで、使い勝手と収納力が両立します。
＊キッチン近くならパントリーに
階段下がキッチンに近い場合、パントリーとしての活用が理想的です。
食材や調理器具の種類は多様で、形やサイズもバラバラですよね。
階段下のスペースを活用すれば、これらを整然と収納し、キッチンのスペースも有効に使えます。
＊玄関ホールでの土間収納
玄関近くの階段下は、土間収納としても優れています。
自転車やアウトドア用品を安全に保管でき、盗難の心配も軽減できるのです。
土足でそのまま収納できるので、外出から帰った際の手間も省けます。
このように、階段下のスペースはただの「通り道」ではなく、「生活の質」を高める貴重なエリアです。
その活用方法は、あなたの生活スタイルやニーズに応じて無限に広がります。
□パントリーをつくるメリット
階段下をパントリーとして活用するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
以下で確認していきましょう。
1:キッチンのスッキリ感
パントリーがあると、キッチンが驚くほど整理されます。
大きな鍋やホットプレートなど、キッチン内で収納に困るアイテムも楽々と収められます。
これにより、キッチン空間が広がり、料理がより楽しくなるでしょう。
2:ストックの自由度
パントリーの広い収納スペースは、大量のストックが可能です。
お米や水、長期保存食品など、場所を取るアイテムも気にせず保管できます。
安売り時に購入することで、家計にも優しい影響を与えます。
3:災害への備え
パントリーは、災害時にもその価値を発揮します。
非常食や保存水を備えておくことで、何が起こるかわからない状況にも安心感を持って臨めます。
特に日本は自然災害が多い国ですから、この点は非常に重要です。
4:整理整頓の容易さ
パントリーは多くの場合、オープンな棚構造になっています。
そのため、どこに何があるのか一目瞭然で、整理整頓が非常にしやすいのです。
また、広いスペースがあるため、無理なくアイテムを収納でき、後で探す手間も省けます。
パントリーの存在は、単なる「収納スペース」以上のものです。
それは家庭の運営をスムーズにし、日常生活に安心と快適をもたらす、まさに家庭の支えとなる場所となります。
□パントリーを設計する際の注意点
パントリーを設計する際には、ただスペースを確保するだけでは不十分です。
より機能的で使い勝手の良いパントリーを作るためには、いくつかのポイントに注意する必要があります。
1:収納スタイルの選択
パントリーの位置や家の構造によっては、外から見える可能性もあります。
「見せる収納」と「隠す収納」、どちらのスタイルを採用するか事前に決めておくことが重要です。
見せる収納では、アイテムの色や形を統一することで、美しいディスプレイが可能です。
隠す収納では、扉やカーテンで視線を遮り、収納ボックスを活用することで、散らかりがちな印象を避けます。
2:換気の確保
パントリーは食品を多く保管する場所ですから、換気は必須です。
特にキッチンに近い場合、調理の匂いや湿気がこもる可能性があります。
換気扇や窓を設置することで、食材が傷むリスクを低減できます。
3:照明の工夫
パントリー内での作業を考慮し、照明は必須です。
賞味期限や成分表を確認する際に、明るい環境が求められます。
人感センサー付きの照明を選ぶと、手がふさがっていても便利です。
4:コンセントの位置
家電製品をパントリーで使用する場合、コンセントの位置も重要です。
後から電気コードを引き回すと、動線が乱れてしまいます。
設計段階でコンセントの位置を決めておくと、後々の手間を省けます。
□まとめ
パントリーは、ただの収納スペース以上の価値を持っています。
その設計には、多くの要素が影響を与えるため、計画的に進めることが必要です。
収納スタイルの選択から、換気、照明、コンセントの位置に至るまで、細部にわたる配慮が求められます。
これらを考慮に入れ、機能的かつ美しいパントリーを設計してみてはいかがでしょうか。 埼玉県で注文住宅をご検討される際は、ぜひ当社までお気軽にお問い合わせください。
