設計コンセプト:デザインと性能を両立させた、唯一無二の洋館住宅
お施主様のご希望は、内装・外装ともに装飾性の高い、ヨーロッパの邸宅のような洋館スタイルでした。
イメージ写真をもとに、細かい部分まで一つ一つ確認しながらデザインを進め、輸入建材や特殊な材料も取り寄せて仕上げました。
私自身、このような意匠をふんだんに取り入れた建物は初めてでしたが、お施主様との意思疎通を大切にし、
毎日のように打ち合わせを重ねた結果、ご満足いただける建物になったと思っています。
構造は木造ですが、きちんと構造計算を行い、耐震等級3を確保しています。
断熱性能も重視しており、屋根や壁には現場でウレタンを吹き付けて断熱し、窓には高性能な樹脂サッシを採用。
換気は、外気と室内の空気を入れ替えつつ温度もコントロールできる「第一種換気システム」を使っています。
冷暖房については、床下エアコンによる全館暖房を採用し、冬場でも家中をやわらかく暖めることができます。
冷房は玄関吹き抜けの高い位置に設置し、冷たい空気が家全体に行き渡るように空気の流れを計画しています。
どちらも、シーズン中はつけっぱなしでも効率的に働くように設計しています。
外構も建物のデザインに合わせて、レンガや敷石、アイアンのフェンスや門扉を使い、洋館の雰囲気にふさわしい空間に仕上げました。
広い敷地の魅力を活かしながら、建物とのバランスにも配慮しています。